議 長:アメリカ
副議長:中国
電力の安定、安価な供給は、我々の経済成長に不可欠な要素である。途上国においても極めて多数の人々が電力を利用できるようになり、先進国の電化が進む時代が到来することから、発電セクターは、現在、そして今後も最大の排出源である。火力発電で世界最善の方法の導入を加速化するだけでも、世界の排出量を2010年までに1.5%削減し、大気汚染も軽減するという研究事例もある。電力セクターで協力が可能な分野としては、発電所での熱効率向上、燃料転換又は複合燃料燃焼、電力市場の改革、送電ロス率の削減、需要側管理(DSM)等が挙げられる。
| 開発や気候関連の諸課題に貢献する発送電及び需要側管理技術の開発、普及するための実践的な行動の機会を評価する。 | |
| パートナーシップ諸国内での発電及び送電の効率を改善する措置、技術及びプロセスの実証及び普及を促進する。 | |
| パートナーシップ諸国間において、技術やプロセスの研究開発に関する協力を強化する。 | |
| 他のタスクフォース(例えば、クリーンな化石燃料エネルギー、再生可能エネルギー及び分散型電源、建築物及び電気機器)との相乗効果を慫慂する。 | |
| パートナー諸国がそれぞれの固有の必要条件において、エネルギー供給原料の適用可能性を評価することが可能となるような潜在的プロジェクトを特定する。 | |
| エネルギー市場や投資環境の改善により効率的なエネルギー供給への投資を促進するための機会を特定する。 |
| アクションプラン | タスクフォースの概要(2008年度) | ||
| 発電及び送電タスクフォース ※APPオリジナルホームページ:英語 | |||
| 番号 | タイトル | 概要 |
|---|---|---|
| PGT-06-01 | 発電分野のベストプラクティス | 石炭火力発電所全体の熱効率を向上させるため、ピアレビューを実施している。発電所の実態を確認した上で発電技術者間の議論や効率改善に繋がる項目のチェックリストや水平展開に向けたハンドブック等の作成といった活動を通じ、APP参加国の発電技術者が発電所の運転・保守管理のベストプラクティスを共有することを目的としている。 |
| PGT-06-02 | 送配電分野のベストプラクティス | 発電部門と同様に、各国の設備の状況を視察した上で技術者間の意見交換・ベストプラクティスの共有を図る。 |
| PGT-06-03 | デマンドサイドマネジメントのベストプラクティス | 2009年から米国のローレンスバークレー国立研究所が中心となって米国でのデマンドサイドマネジメント導入例をインドのマハラシュトラ州へ適用するプロジェクトが始まる予定。 |
| PGT-06-04 | エネルギー規制と市場開発フォーラム | エネルギーに関する規制と電力市場の枠組みについて参加各国が報告し、情報共有を行う。2008年末に、各国の電力市場と規制の枠組みや気候変動問題への対応をまとめたレポートを発表している 。 |
| PGT-06-05 | 貿易展/コンファランス及び貿易ミッション | 発電部門に関するパートナーシップ国間の貿易を促進する。アメリカ商務省が中心となり、アメリカや中国でイベントを開催している。 |
| PGT-06-06 | 水力発電効率改善 | 水力発電の効率改善措置に関する技術情報プログラムの共有・開発を行う。 |
| PGT-06-07 | 石炭火力発電所の燃焼効率化 | 石炭火力発電所の燃焼を最適化し蒸気発生装置を最高効率で運転させることを目指し、日米のシステムのインド産石炭への適用を探る。 |
| PGT-06-08 | スートブロワの石炭灰洗浄の効率的実施 | スートブロワ(すす吹き装置)の適切な洗浄により効率向上を図る。 |
| PGT-06-09 | 燃料ガスにおける硫黄酸化物低減技術 | 排煙脱硫技術の適合化、特に高硫黄炭を多用するインドでの活用を図る。 |
| PGT-06-10 | 発電所の補修、改良及び近代化に関するリスク評価と最適化 | 発電所の稼働率向上のために、故障時間・対策費用・発生頻度などに基づいて設備交換の優先順位を付ける。 |
| PGT-06-11 | 発電所の長寿命化と余寿命評価 | 発電所の寿命延長と残存寿命評価に関するベストプラクティスについて調査し、情報共有を図る。 |
| PGT-06-12 | 省エネ・環境保全技術に関するサイト訪問(発電へのプラズマ点火技術の適用) | 中国国電集団公司のプラズマ点火技術について、サイト見学等を実施。 |
| PGT-06-13 | 発電機変圧器プログラム(検査手順、診断ツール及び補修) | 最新の設計・製造技法・材料の選定、最新のオンライン状態監視の利用や保守・故障診断ツールの改善によって、発電所用変圧器の信頼性を向上させる。 |