議 長:オーストラリア
副議長:アメリカ
アジア太平洋パートナーシップ参加国は、世界のアルミニウム生産量の37% を生産する。アルミニウム産業は最も急速に成長しているセクターの一つであり、特に途上国における成長が著しい。この産業では、既存設備の使用方法に関する最優良事例の活用(特にPFC排出管理)、利用可能かつ安価な最良技術の導入(設備の改良等)、新技術の継続的な開発と普及、リサイクル水準の向上等により、コストの低減を図りつつ更なる環境パフォーマンスの向上が可能である。参加国は、本パートナーシップを通じて、最優良事例の活用を促進するとともに、より多くの技術提供を行い、最適な技術の普及を妨げる要因を特定することにより、地球規模のPFC削減目標に向けた取り組みを進めるとともに、エネルギー効率や他の温室効果ガスの排出に関する課題への対応が可能となる。
| 既存設備の使用方法に関して最優良事例を活用し、現状のアルミニウム製造プロセスの改善を図る。 | |
| 新しいアルミニウム製造プロセスや技術の開発、普及を推進する。 | |
| セクターに関連するデータの充実を図る。 | |
| アルミニウムのリサイクル率の向上を促進する。 |
| アクションプラン | タスクフォースの概要(2008年度) |
| 番号 | タイトル | 概要 |
|---|---|---|
| ATF-06-01 | アルミニウム測定とベンチマーク評価 | アルミニウム生産の持続可能性をベンチマーク評価し測定するためのプロセスと指標を開発するとともに、データ収集を促進する上で必要な知識をパートナーシップ参加国に提供する。 |
| ATF-06-02 | PFC排出量の管理 | 電解槽での陽極効果時に発生するペルフルオロカーボン(PFC)の排出量を最小限にするコスト効率的で技術的に実現可能な機会を特定、実施できるようにする。PFC排出量管理体制と報告体制を整備し、また製錬所別のPFC排出量削減戦略の開発と採用を促進する適切なツールとなることを目指す。 |
| ATF-06-03 | ボーキサイト残渣(赤泥)の管理 | ボーキサイト残渣(赤泥)はアルミナ生産量1トン当たり約1.5~2.5トン発生し、高アルカリ性であり少量または微量の重金属と放射性核種に関連した環境リスクがある。赤泥管理にかかわる技術的、経済的に健全なオプションを開発する。 |
| ATF-06-04 | 高シリカ・ボーキサイト加工 | ボーキサイトの需要の増大につれ、世界的にみて高品位なボーキサイト資源が徐々に減少してきている。低品位ボーキサイト加工法は、物理的または化学的加工によりボーキサイトからシリカ鉱物を取り除く焼結法が一般的であるが、これらの技術は、資本費用が高く、エネルギー消費が大きいため改善を図る。 |
| ATF-06-05 | フッ化物排出量管理 | フッ化物は、電気分解プロセスを促進するため、溶融氷晶石(ナトリウム・フッ化アルミニウム)槽でアルミナを溶解するアルミニウム溶解プロセスで発生する。フッ化物は現地の植物相、動物相に重大な環境影響を及ぼす場合があり、環境影響を最小限に抑えるためフッ化物排出管理を行う。 |
| ATF-06-06 | アルミニウム・リサイクル | リサイクル率の向上状況をモニタするため、アルミニウムのベースラインのリサイクル率と、毎年の定期報告メカニズムの確立を目指す。また、持続可能なリサイクル事業を強化するために環境や安全に配慮した慣行など、収集・リサイクル作業の最優良事例のデータベースを開発する。 |
| ATF-06-07 | 技術提供者との連携 | 新しい技術、既存技術のリストを作成し、それによって現在の商業的パフォーマンス、環境パフォーマンス両方の強化を図ることを目指す。 |